2025/09/17
9月9日 FLAT定期勉強会参加しました。
今回のテーマは「セメント質剥離 傾向と対策」
2人の先生が症例とともに発表されました。
セメント質は歯根の最表層にある硬組織で、
歯根膜がこのセメント質と骨を繋げています。
有病率1~2%と珍しい病気ですが、
セメント質剥離が起きると歯根のその周囲が化膿したりして
抜歯となることがあります。
歯の神経の病気で化膿した場合は神経の治療で治ることがおおく、
歯根が割れて化膿している場合はほぼ抜歯となってしまします。
セメント質剥離は発見することが難しく、
歯根の破折と見分けることも難しいことがあります。
そのため、歯根の破折として抜歯されている症例も多いと論文報告されています。
また様々なタイプがありますが、
手術で剥離したセメント質を摘出できると抜歯しなくても歯を残せることがあります。
今回、多くの症例を勉強でき、当院でも対応できる症例の幅が広がりました。